2017年06月25日

初めてでも簡単で本格的なサビ塗装



鉄が錆びた雰囲気って、汚く感じることが多いですが、
うまく取り入れると、かっこよく感じます。

実際に、インテリアに合うように錆させるのは時間がかかるし、難しいので、
錆びた雰囲気を出す塗装をやってみます。

選んだ素材は、鉄のキャップ。
(パイプの先端に溶接で蓋をするための製品です)
今回使用したキャップのサイズは50A(外経約60mm)
ずっしりと存在感があります。

↓溶接キャップ
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油分や汚れを落とし、表面を目荒しすると、塗装が剥がれにくなるので、下地処理をします。
今回は、マキタのインパクトドライバーの先端に、ワイヤーブラシを取り付けて磨いた後、ラッカーシンナーで油分を拭き取りました。
(電動工具を使わなくても、手動のワイヤーブラシ、サンドペーパーでもいいです。)
※下地処理は省いてもいいですが、汚れや油分を拭き取るくらいはしておいたほうがいいです。

↓今回使用工具
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↓下地処理後
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今回使用する塗料は、ミルクペイントの黒色と同ビンテージワイン色
水性なので、水で薄めることができ、作業後の片付けも水洗いなので、楽ちんです。
簡単で、きれいに塗れ、入手し易いので、おすすめの塗料です。何かと使えます。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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何層か塗ることになるのですが、1層目だけは、黒色に石灰を混ぜて全体に塗ります。今回は1:1程度で混ぜています。
石灰ではなく、砂をまぜたり、色々方法はあるようです。
(紙コップを使っていますが、なんでも良いです。)

↓ミルクペイント黒と石灰
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↓1層目塗装後
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2層目には、ビンテージワイン色を全体に塗ります。軽〜く下の黒色が感じられます。

↓2層目塗装後
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3層目は、もう一度全体に黒色を塗ります。濃く塗らず、下のビンテージワイン色が軽く見える程度に。

↓3層目塗装後(もう、いい感じになってます)
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4層目は、ビンテージワイン色を、刷毛にほんの少し付けて、ランダムにトントン。塗るというより、付ける感じです。

↓4層目塗装後(ちょっと錆色が多く感じる程度に)
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最後に、黒色を同じようにトントン。好みで調整し完了です。

↓完成品。いい感じでしょ♪
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難しそうに感じるかもしれませんが、結構簡単です。失敗しても次の層で調整すればいいので、気楽にやれます。塗装の回数は、あくまでも目安です。納得できるところで終わればいいだけのことです。
何度も塗るのが大変そうで時間がかかりそうに思いますが、乾くのが早いので、意外と時間はかかりません。
材料も高価ではなく簡単で、応用が効くので、ぜひ試してもらいたい技です。


posted by かしよし at 12:06| Comment(0) | DIY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月30日

ミルクペイント(黒)にワトコオイル(エボニー)仕上げ。

前回、ステンシル塗装した板を、ワトコオイルでアンティークに仕上げます。



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↑前回、パイン材に、ミルクペイントでステンシル塗装した状態


↑今回使用するワトコオイル(色はエボニー)

本来は、サンドペーパー等で、表面を整えるのですが、ステンシル塗装した箇所に手を加えたくないのもあり、そのままワトコオイルを全体に刷毛で塗布。
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↑ワトコオイル塗布後の状態

30分ほど放置し、ウエスでしっかり拭き取り。好みにより、もう一度同じ工程を繰り返したり、2回目は拭き取る前に耐水ペーパーで磨いた後拭き取るのも良いみたいですが、今回は、1度で良い感じになったので、これで良しとします。
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↑30分放置後の状態(見た目では、あまり変わりませんね。)P1050238.JPG
↑ウエスでしっかり拭き取った状態
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↑拭き取り後のステンシル部分アップ写真

今回の所要時間は、放置時間を含めて約50分。簡単に良い風合いになりました。
黒のミルクペイントとワトコオイルのエボニー、良い組み合わせですね。
ワトコオイルは、独特の匂いはしますが、個人的にはそんなに嫌いな匂いではないですが、2〜3日は、まあまあ匂います。一週間ほどすると落ち着きますが、多少の匂いは残ります。以前紹介しましたビンテージワックスとよく似た匂いですが、ビンテージワックスのほうが、強く長く匂いがする気がします。

今回仕上げた板は、おっとこまえなアイアンハンガーラックに使いました。
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↑いい雰囲気でしょ?





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posted by かしよし at 21:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月23日

初心者でも簡単。気軽にかっこいいステンシルのやり方。

ステンシル塗装紹介します。
DIY初心者の方、挑戦しようと思ってる方、ご参考に。



まずは、文字、イラスト等のデザイン、サイズを決めてください。
今回は、Wordに入力したものを、A4サイズで印刷しました。
(元から入ってるフォントを使用してもいいのですが、フリーのステンシルフォントをダウンロードして作成しました。後のカットの工程で、そのほうが楽です。手書きで作っても面白いですね。)
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↑A4用紙に印刷したところ

次に、透明なシートに貼り付けます。今回は、A4サイズのごく一般的なクリアファイルに裏からセロハンテープで貼り付けました。これくらいの硬さがある方がいいと思います。P1050198.JPG
↑クリアファイルに貼り付けたところ

次に、クリアシートをカッターで型に合わせてカットします。
注意するところは、囲まれた箇所をカットせず、残さないといけないところ。
今回はステンシルフォントを使ったので、その通りに切るだけでOKでしたが、既存フォントを使用したり、手書きで作る場合は、注意が必要です。
あと、カッターはケチケチせず、折るなどして、よく切れる状態にしましょう。
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↑型抜きをしたところ

次に、印字したい箇所に、型抜きをしたシートを貼ります。
今回は、パイン集成材の右下端にマスキングテープを使って貼りました。
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↑型抜きしたシートを貼ったところ

塗る準備をします。
今回使用した塗料はミルクペイント黒。紙コップに使う分だけ入れて、薄めず原液のまま塗ります。
刷毛は使わず、割り箸に、表面の粗い布を輪ゴムで巻きつけただけのものを使いました。


↑使用塗料(ミルクペイント:黒色)
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↑紙コップに移したところ
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↑自作刷毛

では、塗っていきましょう。塗るってよりは、刷毛を垂直に持ち、真下にトントン適当に当てる感じ。
写真右上の文字のない箇所をパレット代わりにし、付けすぎた塗料を調節しながらやりました。
あえて塗れていない場所を作りながらトントン。その辺はお好みで。P1050214.JPG
↑トントン後の状態
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↑トントン後のアップ(無塗装部があるのがわかりますね)

クリアシートを剥がし、乾燥させます。P1050220.JPG
↑完成写真
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↑完成写真アップ(無塗装部やハミ出しがいい感じ)

今回の所要時間は約30分+乾燥時間。写真の通り、無塗装部や、ハミ出しが良い味になってます。
無塗装部を作りたくない場合は、スプレー塗料を使うと良いです。強弱をつけると、それも良い味になります。
ハミ出し部を作りたくない場合は、クリアシートに粘着力の弱い両面テープを全面に貼るか、はがせる糊スプレーを全面に吹き付けるなどして、全面を密着させると良いでしょう。
どちらにしても、多少失敗しても、いい感じになるので、楽しみながらやってみてください

次回は、今回塗装した板にワトコオイルを塗布し、アンテークな感じに仕上げてみます。
そちらも、ご参考に。





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posted by かしよし at 19:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月05日

鉄の容器とエアープランツ

以前作った、アヒル足の鉄製容器に、エアープランツ入れてみました。
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鉄の風合いと、エアープランツって、相性いいよね。
しかも、水分をあまり必要としないのも、水が苦手な鉄には好都合

飼育の手間も簡単そうやし、適当に飾っても、おしゃれ

安いものは100均でも手に入るし、気に入っちゃいました。

他にも、エアープランツに合うアイアン雑貨、作ってみたくなったわぁ






posted by かしよし at 16:21| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月03日

木材アンティーク加工(ミルクペイント、クラック)

前回は、ビンテージワックスを使った木材のアンティーク加工を紹介しましたが、
今回は、別の方法を紹介します。

使う木材は、前回と同じで、ホームセンターでも簡単に手に入り、加工が簡単なファルカタ材
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ちなみにサイズは、13mm×150mm×400mm

バーナーでこんがり焼きます。
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初めてだと、加減がわかりにくいけど、燃えん程度に、真っ黒になるまでやくとGOOD
ちなみに、バーベキュー用に購入した、カセットコンロ用のボンベを使用する簡単なバーナー使用

水で濡らし、金タワシで、すすを擦り落とし、乾かします。
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この感じで終わっても、ええ感じやけど、今回は、もうひと手間進めます。
塗料をひび割れさせます。専用のクラック塗料があるんやけど、水のりでも代用できるとので、乾かした面に水のりを、全面に塗ります。水:のり=1:1と紹介されていますが、今回は水のり100%でやってみます。
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表面が軽く乾いてきたところで、ミルクペイントを塗ります(今回は白)
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塗るタイミングは、触ってみて、指紋が付く程度の軽く乾いている感じの時。
塗り方は、水のりを動かさないように、表面を軽く塗っていく感じで、同じ箇所を塗り直すのはNG
ミルクペイントと水のりの乾き方(縮み方)が違うので、割れながら乾燥します。

ここで終わっても、いい感じやけど、もうひと手間加えます。
紙ヤスリ(400番使用)で表面を擦ります。
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強く擦ると、下地の焼けた面が出てくるので、好みで加減しましょう。

今回の加工の注意点と感想
 ・片面ばかり集中して焼くと、熱で板が反るので、一気に片面仕上げずに、裏側にも熱を入れて、反りを抑えましょう。って、加減は難しいので、一気に片側ばかりはダメって心がけましょう。板を焼くのは、気持ちがいいので、ついつい一気にいってしまいます。(木材の種類や厚みによっては、そこまで気にする必要はないかもしれんけどね)
 ・金タワシでススを擦り落とすとき、力を入れすぎると、深い傷が入ってしまします。アンティーク加工なので、それはそれで味となりますので、考えて擦りましょう。今回は、軽いパワーで同一方向に擦りました。
 ・水のりと水の割合、乾き加減、ミルクペイントと水の割合により、表情が変わると思うので、いろいろ試したいですね。
 ・途中、失敗したとしても、最後にはいい感じになってることでしょう。アンティーク加工のいいところですね。
 ・今回は仕上げに、ブライワックス(密蝋)のクリアを塗りました。さらに深みが出ます。

↓今回使用したミルクペイント↓



 
ちなみに、前回と同じマガジンラックを作りました
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posted by かしよし at 14:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月24日

木材アンティーク加工(ビンテージワックス)

古びた感じの木材と、鉄って、うまく合わすと、すごくええ感じ。

んで、今回は、木材のアンテーク加工を紹介

使う木材は、ホームセンターでも手に入り、加工も簡単なファルカタ材
P1040437.JPG
ちなみに、サイズは(13mm×150mm×400mm)

カナヅチ、石、ビス等で、適当にダメージ
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この工程が一番楽しい

今回使うのはこれ↓↓
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ニッペホームプロダクツのビンテージワックス
色はエボニーブラック(他に、クリア、チーク、ウォルナットがあります)

中身はこんな感じ(以前使ったので、ちょっと減ってます)↓↓
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靴ミガキのクリームみたいやね

ブラシで、まんべんなく塗ります(歯ブラシ使用
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この板を全面塗るのに、約10分、服に付かないよう注意が必要

塗終わったら、20分程放置し、ウエスで拭き取る
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拭き取る工程も、約10分。アンテークな感じになったでしょ

使用したワックスの感想
〈悪い点〉
 ・塗るのも、拭き取るのも、まあまあめんどくさい。
 ・しっかり拭き取っても、二週間くらいは、まあまあ臭う(乾燥時間は24時間と書いてあるが…)

〈良い点〉
 ・木材の変形が、ほぼ無かった(同じ木材に塗料を塗った時は、反った)
 ・「えごま」を使用し、環境に優しい植物油ベースって書いてあるので、安心っぽい
 ・めんどくさいが、誰がやっても、仕上がりに差がでないと思う

今回使ったファルカタ材は、ワックスの吸収が良いし、加工も容易なので、初めてのDIYにもオススメです

ちなみに、今回加工した板でマガジンラック作りました
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次回は、ミルクペイントを使った、アンテーク加工を紹介しますね




posted by かしよし at 15:37| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月11日

鳥足一輪挿し♪

試験管を用いた、鳥足がキュートな一輪挿し作りました

シンプルでいいでしょ??
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minneで販売してまーす↓↓
https://minne.com/y-warumono



posted by かしよし at 21:30| Comment(0) | 作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月10日

オーダーメイド 3/3

viviさんから戴いたオーダー3点のうち3点目

お預かりした化石に合うスタンド、、、
心がけたのは、スタンドはシンプルで、化石を目立たせること。

手描きのイメージを提案したところ、それを元に、提案戴きました。
で、作ったのがこちら↓↓ 12mmの厚めの板を使ってます。
P1040265.JPG

他のオーダー品と同じ塗料で塗装し、化石を乗せたのがこちら↓↓
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この化石以外のものは、飾れないし、同じものは存在しない。
オーダーメイドの魅力を感じる作品になった気がします

オーダー戴いた3点、ハンドメイド作家の端くれとして、やってて良かった感満載でした。
今後の活動につながるヒントも得ることができたし、ターニングポイントになった気がします。
ご注文戴いたvivi様、ほんまにおおきにでした。

posted by かしよし at 22:47| Comment(0) | 作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オーダーメイド 2/3

viviさんから戴いたオーダー3点のうち2点目

鳥足小物入れの「がっちりバージョン」
がっちりでイメージ……、思いつかん……。どーしよ……。
動物や昆虫モチーフのものを集めてるってヒントをもらっていたので、そっち系でいってみよう。
で、イメージしたのが蜘蛛。一歩間違えると、気持ち悪くなりそう…

溶接完了↓↓
P1040202.JPG

んで、塗装完了↓↓
P1040308.JPG

手間はかかるけど、いい感じに仕上がったんちゃうかな。
周りの評価も上々

アヒル足と一緒に、これも販売してみよ
minne → https://minne.com/y-warumono
反応が楽しみ♪




posted by かしよし at 19:31| Comment(0) | 作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月09日

オーダーメイド 1/3

viviさんから戴いたオーダー3点のうち1点目

鳥足小物入れの「ずんぐりバージョン
ずんぐりした鳥でイメージしたのは、アヒル
水かきのついた足を付けて、背を低くして作ってみよう!

溶接完了↓↓
P1040272.JPG

センターに10mmの穴をあけて欲しいとのこと↓↓
P1040273.JPG

塗装は、前回と同条件とのこと。塗装して完成でーす!
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とってもキュートでしょ??
重厚感と鉄の感触、こだわりの塗装の雰囲気、写真じゃ伝わらないのが残念です



posted by かしよし at 21:24| Comment(0) | 作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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