鉄が錆びた雰囲気って、汚く感じることが多いですが、
うまく取り入れると、かっこよく感じます。
実際に、インテリアに合うように錆させるのは時間がかかるし、難しいので、
錆びた雰囲気を出す塗装をやってみます。
選んだ素材は、鉄のキャップ。
(パイプの先端に溶接で蓋をするための製品です)
今回使用したキャップのサイズは50A(外経約60mm)
ずっしりと存在感があります。
↓溶接キャップ
油分や汚れを落とし、表面を目荒しすると、塗装が剥がれにくなるので、下地処理をします。
今回は、マキタのインパクトドライバーの先端に、ワイヤーブラシを取り付けて磨いた後、ラッカーシンナーで油分を拭き取りました。
(電動工具を使わなくても、手動のワイヤーブラシ、サンドペーパーでもいいです。)
※下地処理は省いてもいいですが、汚れや油分を拭き取るくらいはしておいたほうがいいです。
↓今回使用工具
↓下地処理後
今回使用する塗料は、ミルクペイントの黒色と同ビンテージワイン色
水性なので、水で薄めることができ、作業後の片付けも水洗いなので、楽ちんです。
簡単で、きれいに塗れ、入手し易いので、おすすめの塗料です。何かと使えます。
![]() ターナーミルクペイント 200ml カラー:1 スノーホワイト |
何層か塗ることになるのですが、1層目だけは、黒色に石灰を混ぜて全体に塗ります。今回は1:1程度で混ぜています。
石灰ではなく、砂をまぜたり、色々方法はあるようです。
(紙コップを使っていますが、なんでも良いです。)
↓ミルクペイント黒と石灰
↓1層目塗装後
2層目には、ビンテージワイン色を全体に塗ります。軽〜く下の黒色が感じられます。
↓2層目塗装後
3層目は、もう一度全体に黒色を塗ります。濃く塗らず、下のビンテージワイン色が軽く見える程度に。
↓3層目塗装後(もう、いい感じになってます)
4層目は、ビンテージワイン色を、刷毛にほんの少し付けて、ランダムにトントン。塗るというより、付ける感じです。
↓4層目塗装後(ちょっと錆色が多く感じる程度に)
最後に、黒色を同じようにトントン。好みで調整し完了です。
↓完成品。いい感じでしょ♪
難しそうに感じるかもしれませんが、結構簡単です。失敗しても次の層で調整すればいいので、気楽にやれます。塗装の回数は、あくまでも目安です。納得できるところで終わればいいだけのことです。
何度も塗るのが大変そうで時間がかかりそうに思いますが、乾くのが早いので、意外と時間はかかりません。
材料も高価ではなく簡単で、応用が効くので、ぜひ試してもらいたい技です。